| 迎え火(むかえび) |
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7月13日の夕方には迎え火の行事が行われます。迎え火は、盆灯籠と同じように精霊たちの目印となるものです。
「迎えは早く、送りは遅く」といわれる地方が多く、あまり夜遅くならない夕方に火を焚くところが多いようです。
柳田国男「日本の祭り」によれば、日本のまつりは本来夜に行われるものでした。迎え火から、いよいよほんとうの「まつりの時間」に入るのです。
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◆場所
迎え火を焚く場所は、 @家の門口や庭先
A道の辻
B墓地
などが一般的に多く見られます。
興味深い例では、大きなたいまつで山上から精霊を導いたり、新盆の家では108本のたいまつを焚いて精霊を迎える「百八炬火」(ひゃくはったい)という行事もあり、これらも迎え火の一種です。 |
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| ◆素材 |
迎え火に焚かれる素材は、一般には「苧殻」(おがら。麻の茎を乾燥したもの)が多く、お盆シーズンになると花屋さんなどで売られ始めます。ほかに麦藁、藁、豆殻、白樺の皮などを燃やす地方もあります。
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迎え火の材料「おがら」 |
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◆迎え火のパフォーマンス
「迎え火」の際に、興味深いパフォーマンスが行われます。まるでそこに本当に先祖がいるかのように声をかけたり、それぞれの家の盆棚まで案内する行為をするのです。
迎え火を焚くときに、精霊に向かって呼びかけます。
「大爺な、大婆な、馬こにのりて、牛(べこ)こにのりて、明るいに来たふらへ来たふらへ」 |
出羽国秋田領風俗問状答:江戸時代の秋田県の例 |
| 「おんぢい、おんばあ、是(これ)をあかりに、御茶飲みにおいでなして下され」 |
歳時習俗語彙 |
| 提灯に火をともして精霊を家まで案内し、盆棚に導きます。盆棚が家の中にある場合、家に水を用意しておき、その水で足を洗ってから家に入ってもらうというところがあります。 |
| 江戸時代の例では、先祖を背中にしょって家に入り、盆棚の前で下ろす動作をした記録もあります。 |
最後に盆棚に火をともし、水を供えます。火には、家まで案内してきた提灯の火を使うなどします。
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